2017年7月6日木曜日

サブインタフェースのVLAN単位で最低保証帯域を設定する

複数のユーザが共用するネットワーク機器を設定する場合は、
QoSを設定することが多いです。

今回紹介するのは、Ciscoルータにおける、
サブインタフェースのVLAN単位での最低保証帯域です。
"最低保証"ですので、他ユーザが帯域をたくさん使用していても、
最低限守られるという意味合いであり、
ここで設定した帯域を超えて使用できなくなるわけではありません。

物理インタフェースを全ユーザが利用でき、
部分的に各ユーザの専用区画が確保されるイメージです。










本記事は複雑な内容ではないと思いますが、
理解を深めたいという方は是非下記の書籍をご検討ください。


■設定例

class-map match-all Class_USER_A
 match vlan  501
class-map match-all Class_USER_B
 match vlan  502
!
policy-map Policy_Child
 class Class_USER_A
  bandwidth 10000
 class Class_USER_B
  bandwidth 5000
policy-map Policy_Parent
 class class-default
  shape average 100000000
   service-policy Policy_Child
!
interface GigabitEthernet1/0
 description *** WAN ***
 no ip address
 service-policy output Policy_Parent
!
interface GigabitEthernet1/0.501
 description *** USER_A ***
 encapsulation dot1Q 501
!
interface GigabitEthernet1/0.502
 description *** USER_A ***
 encapsulation dot1Q 502

■補足

上記の例では、ユーザの通信にのみフォーカスしていますが、
実務においては運用監視通信なども考慮が必要な点、ご注意ください。