2014年3月25日火曜日

PCやCiscoルータの1つのネットワークインタフェースにIPアドレスを複数設定する

私も最近知ったのですが、1つのNICにIPアドレスを複数設定できます。

例えば、複数台のSyslogサーバが存在するシステムにおいて、
新規にネットワーク機器を導入する際、当該機器からのSyslogが複数のSyslogサーバに送信されることを事前に確認しておく必要があるとします。

このとき、ネットワークインタフェース(いわゆるLANポート)が1つだけある、
PCに複数同時にIPアドレスを設定することができます。

手順は以下の通りです。

◆PCの手順
※画像はWindowsXPですが、
  WindowsVistaやWindows7でも同様の設定は可能なはずです。

1. ファイル名を指定して実行を開きます。
 (Win+R が早いですね。)

2. ncpa.cpl と入力してEnterを押下します。
 (どのWindowsOSでも「ネットワーク接続」の画面を表示できるので、
 ショートカットとして便利です。)









3. ローカルエリア接続を右クリックして、プロパティを選択します。


4. インターネットプロトコル(TCP/IP)をダブルクリックします。



















5. 詳細設定 をクリックします。

















6. 追加 をクリックします。


















 7. 追加したいIPアドレスを入力して、追加 をクリックします。 
  これまでに開いたウインドウも全てOKで閉じていきます。








8. コマンドプロンプトから ipconfig で確認すると
  IPアドレスが2つ割り振られていることが確認できます。


◆Ciscoルータの手順
Ciscoルータを設定しているような方でしたら、詳細は不要かと思いますので、
Configだけ記載しておきます。この設定は、セカンダリアドレス というそうです。
ただし、「セカンダリアドレス」を使用すると、ルーティングプロトコルの
隣接関係が正常に確立できないなど、問題もあるそうなので、あくまで予備知識としての
位置付けとして置いたほうが賢明かと思います。
※セカンダリアドレス宛に、他機器からのNTP同期は成功しました。

interface FastEthernet0/0
 ip address 192.168.1.2 255.255.255.0 secondary
 ip address 192.168.1.1 255.255.255.0
 duplex auto
 speed auto
!