私は、平成24年秋の情報処理技術者試験で、
ネットワークスペシャリスト試験に受験1回目で合格しました。
合格できたときはとても嬉しかったので、
皆さまにもこの嬉しさを味わってもらうべく、試験の対策等を
私が実施した経験に基づいて情報提供しようと思います。
特に、近い境遇の方は、似たような対策を練れば合格可能かと思いますので、
ぜひネットワークスペシャリスト取得を!
ネットワークスペシャリストが役立つ、
ネットワークエンジニアの仕事内容についてはこちらをご参照下さい。
■受験時の力量
○実務
・サーバ構築、維持管理2年
・ネットワーク設計、構築、維持管理4年
○資格
・基本情報技術者試験(FE)
・CCNAを失効して3年
※応用情報技術者試験(AP)はあと一歩で不合格の経験あり。
■受験の動機
CCNAを取得した状態でインフラエンジニアになったわけですが、
新人時代からサーバ案件に従事することになり、
気付くとCCNAは失効していました。
会社からの指令で入社2年目に基本情報技術者は取得したものの、
実務経験6年であるインフラエンジニアの取得資格が、
基本情報技術者のみということが、妙に寂しく思えました。
ネットワークスペシャリストは国家試験なので、
CCNAのように「気付いたら失効」という心配もありません。
また会社からの評価アップも見越して、受験を決意しました。
■使用した教材・テキスト
○全体
実務でネットワークを扱っているとはいえ、
やはり知っている知識は偏りが生じるものかと思います。
なので、体系的に学習するために「情報処理教科書」を使用しました。
○午前対策
例年、過去問からの使い回し問題がかなりの割合で出題されますので、
以下のページでひたすら過去問と回答の組み合わせを暗記しました。
試験体系が現行の体系になった平成21年以降の問題を
反射で解けるくらいにやり込んでおけば問題ないと思われます。
過去問WEB問題集 情報処理技術者試験 合格への道
万全を期すなら、更に過去の問題も解いた方が良いと思われます。
○ 午後対策
やはり過去問が一番だと思います。
この情報処理教科書に掲載された過去問題を解きつつ、
解説を読んで理解することが重要です。
付録の過去問や解説は、印刷してファイルに綴じました。
躊躇なく書き込みが出来た方が勉強は捗ると思います。
私の場合、過去4年分を2回ずつ解き、解説を繰り返し理解しました。
最初のうちは、午後II問題なんて30%程度しか得点できませんでしたが、
回数をこなすにつれて、問題文からヒントを探すコツがわかってきました。
例えば、以下のような例が必ず設問に絡んできます。
問題分を読みながら、アンダーラインを引くようにしましょう。
「この一文は、何のために記述されているのだ?」と
疑いを持って問題文を解析することがとても重要です。
・○○機能は、現在使用されていない (否定系の文章)
・なお、○○は××する手順となっている (文末に付け加えられた不自然な文章)
前者は、問題文特有の制約を考慮した上での回答を求める設問に関係し、
後者は、設問と問題文の辻褄を合わせるために後から追加された文章だと、
私は考察しています。
■学習時間
平成24年4月~10月までのおよそ半年間、
トータルで150時間ほど勉強したと思います。
主に、通勤中に午前対策を行い、
早く帰れた帰宅後及び、週末に午後I、午後II問題を解いていました。
■最後に
計画を立てて、少しずつでも勉強進めて積み重ねることが、
結果を出す一番の近道だと思います。